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動物解放運動 〜 Anonymous for the Voiceless(アノニマス フォー ザ ヴォイスレス)後編 〜

動物解放運動 〜 Anonymous for the Voiceless(アノニマス フォー ザ ヴォイスレス)後編 〜

Hello!

動物解放活動家のai @vegini_ai です。

今回は Anonymous for the Voiceless(アノニマス フォー ザ ヴォイスレス)通称AVの後編をお届けします。日本人に馴染みの深い魚についてもお届けします。真実を知るきっかけになると嬉しいです。

前編をまだお読みでいない方は、こちら からぜひどうぞ!

牛乳は牛を殺さない?〜牛の真実〜

鶏、豚に続き、ここからは牛についてお話します。

<除角>

牛には角がないイメージでがありますが、これは実は自然界では不自然な「除角」をされているからなのです。食用、乳牛ともに生産過程ではよく麻酔なしで「除角」が行われています。電気カッターのようなものでまず角を切り落とし、その後木炭で熱したコテのようなものをあてて止血します(*11)。もちろん角には神経も血管も通っています。麻酔なしでの除角がどれほどの苦しみと恐怖を牛に与えるかは言うまでもありません。

<去勢>

肉食用の牛がオスの場合、麻酔なしで去勢が行われます。これは、皮膚を切開して、精索と血管を何度か捻りながら、引いてちぎります。こうした去勢方法は、多くの場合麻酔はせず、獣医師ではなく肉牛農家自身の手で行われています。

<食用>

「和牛」の「霜降り(サシ)」はどういった方法で作られているかご存知でしょうか?サシが多量に入るというのは、本来は不自然なことです。実はこの霜降りは、人工的に「ビタミン欠乏」(*12)を起こして作られています。ビタミンAは人間にとっても動物たちにとっても必須栄養素です。これが欠乏すると、失明やさまざまな病気が発生しやすくなります。つまり、和牛とは「病気の牛」たちなのです。また、病気を防ぐために大量の抗生物質を投与されています。

本来牛は草を主食とし、1日のほとんどを歩き回り食べて過ごしますが、人間の支配下にある牛は一生を屋内で過ごします。また日本の牛は鼻環でつないで飼育する「繋ぎ飼い」が多く存在します。海外ではこの「つなぎ飼い」が禁止されている国が少なくありません。皮肉なことに牛たちが屠殺場に運ばれる時が、最初で最後の短い自由な時間が与えられる時です。生後約1年で屠殺されます。(*13)

<乳牛>

皆さんは、牛がどうやって牛乳を生産するか、考えたことはありますか?メスの牛はみんな出る?…..いいえ、違います。メスの牛たちは「母親」だからです。

乳牛として育てられた牛は自然に妊娠するわけはなく、もちろん人間の手で人工授精が行われます。まず、オスの種牛から精子を人工的に採取します。その後に、メス牛へ人工的に種を植え、受精が成功するとメス牛は妊娠し、赤ちゃんは9ヶ月間ほどお母さんのお腹で過ごします。生まれた子牛は農家の手によってほとんどの場合、24時間以内に母親から引き離されます。牛はとても母性本能の強い動物で、「子どもを返して欲しい」と、長い場合2週間以上も声が枯れるまで泣き続けます。生まれた子どもが女の子の場合、母親と同じ運命をたどることになります。オスの場合は運が良ければ種牛として生きられますが、ほとんどの場合が牛乳を生産しないお金にならない役立たずとみなされるので、すぐに殺されるか、「ヴィール(仔牛肉)」として結局は殺されてしまいます。

母牛は毎日、60リットルのお乳を「生産する」ことを強いられます。品種改良により、本来自然につくられる約10倍もの量を生産させられるため、「乳房炎」や「関節症」になる牛が少なくありません。またそのような病気を予防するために、大量の抗生物質が投与されます。さらには「乳房炎」にかかると、それを治すために白血球が発生します。その時に死んだ白血球などが「膿」となり、お乳を絞る際に、私たち人間が飲む「牛乳」に混入します(*14) 。膿の混入量の水準は国によって違いますが、日本を含め、どの国の牛乳にも確実に「膿」が混入していることは曲げられない事実です。そもそも、お乳は赤ちゃんを育てるためのものです。乳離れをした人間の大人が、他生物の母乳を飲むことが必要なのか、ということを、改めて一度考えてみてください。

「牛乳は牛を殺さない」と思っている方が多くいらっしゃると思いますが、実際はどうでしょうか。

メスの牛たちは5年~7年、長いと10年以上も、毎年人工授精させられ、生まれた子どもは奪われ続け、使い物にならなくなったら、ペットフードやファストフードといった質の悪い安い肉として屠殺されます。牛乳の真実をわかりやすく説明している動画(*15)があります。5分ですので、是非ご覧になってください。

また乳牛についても、日本の73%の牛が「つなぎ飼い」という、365日常に縄やチェーンなどに繋がれて、左右向後の身動きができない方法で飼育されています。これはオーストラリアをはじめ、動物福祉が進むヨーロッパなどではあまり見られない、とても残酷な飼育方法です。(*16)

その魚が、犬や猫なら虐待ですか?〜魚の真実〜

最後に、日本人には馴染みの深い魚についてお話します。

「2048年には海から食用魚がいなくなる」

2006年に発表されたアメリカの科学雑誌「The Science」に掲載された論文はかなり衝撃的でした。

底引き網漁は、世界中の商業漁業で使われている方法で、海底に袋状の大きな網をおろして曳いて、海底付近にいる魚(カレイ、ヒラメ、スケトウダラなど)、エビ類、カニ類、貝類を捕る漁法です。一般に底びき網漁では、海に網を投げ入れて漁船で引き回すので、網が海底環境を破壊したり、目的としていない生き物(ウミガメ、アザラシ、イルカ、サメなど)をとってしまったり、海底の生態系にダメージを与えています。

しかし、残念ながら魚はどのように扱われたり虐殺されたりしても、豚、牛、鳥とは違い、法的保護は皆無です。

中華料理の高級食材として知られる「フカヒレ」。それはサメのヒレで、「フィニング」と呼ばれる方法で、生きたまま採取されます。フカヒレ漁では、サメを捕獲して生きたままヒレを切り取り、そのまま胴体だけ海に投げ捨てられるのです。泳げなくなったサメはエラ呼吸ができず、窒息死したり、失血死したり、ほかの動物に食べられたりして死んでいきます(17*)。この残酷な「フィニング」によるフカヒレの採取は、多くの国で禁止されています。また、フカヒレそのものの取り扱いをやめるレストランも増えてきています。

魚は他の動物やヒトと比べると、形態も棲息方法も全く異なり、表情も変化せず、声も出さないように思えるので、「痛みや感情がない」と勘違いされやすい生きものです。しかし実際は、痛みを感じ、愛情などの感情もあり、鬱にもなると言われています(*18)。 魚だけでなく、甲殻類にも、痛点があるという研究結果も出ています(*19)。エディンバラ大学の研究チームが、ニジマスを使って研究・観察した結果、組織にダメージを与える刺激に敏感に反応し、深遠な行動や生理的変化を見せています(*20)。この反応は高等哺乳動物に見られるものと同等だったそうです。

鶏や豚、牛などが殺されていく現場は、大変衝撃が強いです。現実(真実)を見ると、食べたくなくなってしまう人が続出するでしょう。TVなど一般消費者向けに、こうした真実が明かされることは殆どありません。しかし魚や甲殻類の扱いは違います。スーパーなどでも、自分たちの目の前で、海の生き物たちが殺されていく過程は簡単に見ることができます。「魚の解体ショー」は、ある種のエンターテイメントとして扱われることもあります。

この魚たちが、犬や猫だったら?あなたはどう思いますか?

最後に

ロシアの文豪レフ・トルストイの名言の中にこんな言葉があります。

“As long as there are slaughterhouses, there will be battlefields.”  

(この世に屠殺場があるかぎり、戦場はなくならない。

戦争などの争いは、もとを辿ると、種差別が当たり前に許されている異常事態のことです。種差別は、搾取、抑圧、差別の根源となっています。つまり種差別をなくしていくことは、対動物だけではなく、人類の平等と平和を深化させる手段としても有効ではないでしょうか。

いかがでしたでしょうか?

皆さんが知らない「真実」を少しでも受け入れて、考えていただければ嬉しいです。そして、何か興味を持っていただけましたら、疑問に思っていること、ヴィーガンについてのこと、なんでもいいのでお気軽にご連絡ください。

日本国内のアノニマス フォー ザ ヴォイスレスは、現在、私が主催している名古屋支部を始め、Vegan Actions Japanが主催で行っている大阪支部と京都支部、その他は福岡支部の4拠点にあります(*21)。他にも、同じフォーマットを使ったFor Animals Japan(4AJ)@foranimalsjapanと言う団体が、神奈川を中心に活動しています。参加するのはちょっと… という方は見学だけでも大歓迎です。皆さんのご参加をお待ちしております♪私たちと一緒に、人間の言葉を話せない動物たちのために声を上げましょう! 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【参考】
(*11)アニマルライツセンターhttps://www.hopeforanimals.org/cattle/528/

(*12)東洋経済オンライン https://toyokeizai.net/articles/-/132832

(*13)アニマルライツセンター https://arcj.org/issues/farm-animals/cattle/farm406/

(*14)全国酪農協会 http://www.rakunou.org/ushikai/ushikai10.html

     アニマルライツセンターhttps://www.hopeforanimals.org/dairy-cow/milkfromhealthycows/

     NCBI https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3339351/

(*15) https://youtu.be/UcN7SGGoCNI

(*16)アニマルライツセンターhttps://www.hopeforanimals.org/dairy-cow/dairy-cow-tethering/

(*17)ナショナルジオグラフィック日本版https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/012500060/

         AWARE サメの保護https://www.padi.co.jp/visitors/fb/cam/images/shark.pdf

(*18)アニマルライツセンター https://arcj.org/issues/fish/fish393/

(*19)The Scientist https://www.the-scientist.com/the-nutshell/do-crustaceans-feel-pain-38883

(*20) BBC NEWS http://news.bbc.co.uk/2/hi/sci/tech/2983045.stm

(*21)Anonymous for the Voiceless https://www.anonymousforthevoiceless.org/join

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